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椅子とテーブルの選び方/どうにも気になる色々な高さについて

2014.05.25

[ 家具の選び方 ]


みんなが何気なく選んで毎日使っているダイニングテーブルと椅子について
お客様のお相手をしている時に気づいたことをシェアしていきたいと思います。

今回は椅子とテーブルの選び方 どうにも気になってしまう色々な高さについて お話します。
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実は年に数回、座面の高さが高い椅子ってありませんか?とご来店されるお客様あらわれます。

例えば「キッチンの天板から続きでテーブルになっているので高さ86cmに合わせたいので....」とか
アンテークのテーブルを持っているので、80cmの天板に合わせる椅子が欲しい.....」とか

でもないんですよね。残念ながら、そんな中途半端な高さの天板に合わせる椅子って....「76cm以上の天板に合わせる椅子は基本的に生産されていないんです。木製のハイスツールの脚を短くカットするしかないですよw」とお話すると、「え?工務店さんには売ってますと言われたんですが.....」と、驚いた表情でお帰りになる方、多数.......
(結局、座りやすい椅子は選べない上に、高く付きますから、製品だと85cmの天板にはシューメーカーチェア59がベター)

さてテーブルの天板と座面の高さのバランスについて

製品として売られているダイニングテーブルの高さは概ね71~76cm
それに合わせた椅子の座面の高さは42~46cm、概ね25cm~30cmの差になるよう製品は出来ています。普通に製品として売られているモノをお買い求めになる場合は、著しくサイズの関係は破綻しないのです。また、肘より天板が高すぎて肩が疲れるとか、いったことも起こりません。

良心的な設計事務所や工務店さんは椅子のサイズの事も考えてくれるかもしれませんが、キッチンカウンターや一部の造作、アンテークやビンテージのテーブルに合わせる場合、高さを確認した方が残念な結果にはならないか?と思います。もしくは幕板や収納の高さがある場合、椅子は入るけど膝は入らない.......なんて事にならなくても済みます。


ちなみに住宅の中で、靴を履かない日本とごく限られた地域の場合、
概ねテーブルの天板は71~73cm 座面の高さは43cm前後が一般的な高さ、(※大柄な方やひざ下が長い方は46cmの座面の高さの方が良い場合もあります。)椅子については別途詳しく説明したいと思いますが、一人ひとりの体のサイズは個人差があるため、ひざ下の長さに合わせて選ぶ、木製なら脚をカットして合わせるのがベターだと思います。実際には座面の高さを40cm以下にした場合はテーブルの脚を低くしてしまうこともあります。
ルコンでメインに扱っている宮崎椅子製作所の椅子やテーブルは納期が約3ヶ月かかりますが、高さの調整(基本的にはカット)が出来ますので、色々な方にフィットする椅子やテーブルをカスタムオーダーすることが可能です。

下の画像の2脚 小振りなアームのNo42はルコン オススメの一脚、座面高46cmをお客様のヒザ下に合わせてカットする事により、ほとんどのお客様がカカトをしっかりつけて座れ、とてもくつろげるダイニングチェアとなります。もともと座面の高さが46cmと高いため、脚を25~30mmカットが一般的です。また、後脚のカットをを15~20mmにすると背もたれがすこし前になるので、小柄な方でも背もたれがしっかり体を支えてくれる椅子になります。
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デザインの黄金期1960年代にデンマーク人のデザイナー、カイ・クリスチャンセンがデザインした椅子。ハーフアームがそなわり、ゆったりしたサイズと構造的に優しくフィットする座面で座り心地は非常に快適。製造の難易度が高かったため、製造中止となっており、近年までヴィンテージしか手に入らなかった椅子、2008年より復刻製作が実現した。デザイナーのカイ・クリスチャンセンさんは現在90歳近いが現役のデザイナーでオリジナルと変わらないデザインのまま、弱かった部分について改良を施している。No42 価格61.200円〜89,200円 脚カット1000円 (税送料別途)お問い合わせはコンタクトページから


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