グランコンフォールのメンバー/スタジオシナプス 植木幹也 (建築士)
2006.03.18
[ 住まう ]
スタジオシナプス 植木幹也
プロフィール:
1966年
群馬県生まれ
1990年
東京理科大学理工学部経営工学科卒業
1994年
前橋市立工業短大建設工業科卒業
1993〜2000年
ジオデザイン勤務(前橋工科大学松井助教授に師事)
2000年
スタジオシナプス一級建築士事務所設立(群馬県前橋市)
1994年〜2001年
東日本デザインビジネス専門学校
スペースデザイン学科非常勤講師
主な作品:
住 宅-----
4rooms(群馬県大泉町)
医療施設-----
デンタルクリニック(埼玉県)
商業施設-----
国民文化祭ぐんま2001前橋芸術館内カフェカウンター (前橋市)
住 宅-----
2004年9月竣工
ル・コンフォールとのコラボレーションにてソラマ(高崎市)
住 宅-----
2004年11月
グランのユニットによりY邸(前橋市)が進行中
設計姿勢:
スタジオシナプスでは、建築の設計を空間翻訳作業と考えています。
設計には与条件があり、これを満たす必要があります。与条件とは、依頼者の要望、予算、敷地の状況、建築基準法への適合などを言います。ハウスメーカー、工務店、一部の設計事務所等は、この条件のみを考慮し、平面的な間取りの組合せを行っているように思います。
スタジオシナプスでは、この与条件は、建物を設計するうえでの必要条件としているだけで、十分条件とは考えていません。
建物は立体物です。そして、設計とは、依頼者の希望を空間に翻訳することであると、スタジオシナプスでは考えています。
平面的な計画だけではなく、抽象的な表現ですが、空間的魅力・豊かさを加えることで、はじめて、設計の必要十分条件となると考えています。仕上材が高価であるとか、めずらしい材料が使ってあるということとは違います。
そのような材料によって空間が豊かになるとは思っていません。
設計事務所に依頼すると、作家性の強いものが建つのではないかと心配される方も多い様です。スタジオシナプスでは、建物の設計は依頼者との共同作業であると考えております。依頼される方の希望を豊かな空間になる様に記述する過程において、依頼者とのキャッチボールがあり、我々はこの部分を大切にしてます。
特に住宅の設計に関して:
我々は、ハウスメーカーのような「商品」を「消費者」に提供しているつもりはありません。生活するための「器」を、それぞれの「生活者」に提供していきたいと思ってます。
スタジオシナプス